谷や窪、沢など低い土地を表す単語が要注意だとすると、逆に高いことを示す丘や山、台といった地名は高台で快適そうです。実際、品川区から目黒区にかけての高級住宅街、御殿山、島津山、池田山などは高台で、いずれも旧大名地。大きなお屋敷が並ぶエリアです。しかし、すべてが高台を意味しているわけではありません。というのは、地名のすべてが古いものではないからです。江戸から東京へ、あるいは関東大震災や戦災からの復興時など、過去何回も住居表示は変更になっています。
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特に変化が激しかったのは昭和40年前後。この時期に新しくつくられたり、古い地名が引っ張り出されたりと東京の地図は大きく変わりました。例えば、ファッション好きには見逃せないスポット、神宮前は昭和40年に誕生した、新しい地名です。同様の変化は東京以外の大都市でも起こっており、大阪での住居表示変更が大がかりに行われたのは、1989年。心斎橋にあった鰻谷、八幡町、周防町などの地名が消え、東心斎橋、西心斎橋などにまとめられています。平成の市町村大合併でも同様のことが行われています。