不動産の資産価値という視点で考えると、東京圏の場合、短期間のうちに地方出身者が大挙して押し寄せる一次取得層だけの街の寿命は、概ね30年で終わってしまいます。しかし、その一方で、高額所得層の家族が集まる街にある不動産の資産価値は、江戸時代から数百年経った今でも、その希少性を増しながら維持され続けています。もちろん、経済状況の変化に伴って価格の変動はありますが、賃料は比較的安定しています。この現実は、ますます固定化しつつあります。資産価値の寿命が短い街には大きな特徴があります。それは、特定地域内において、ひょうたん型の人口構造の未来の特徴を知ることでもあります。それは、その街の人口構造の形がキノコ型になっていく推移をイメージすればいいのです。世代が分散した老若男女ではなく、世代が集中した世代構成は、本当に危ない。そういうモデル図を載せておくので、よく見てイメージしてほしいのです。通常、人ロピラミッドの標準的な形は、発展途上国ではピラミッド型で、先進国では。釣り鐘型または諮亜型とされています(これは、総務省のホームページを見れば、過去、現在、未来の予測を含めて、閲覧することができます)。日本全体で見れば、つまりマクロ的には釣り鐘型になっています。しかし、地域ごとに観察すると、かなりの偏りがあります。新しい街に一次取得層が大挙して入居してくると、はじめは親世代と子世代に集中するひょうたん型になります。それが、20年、30年と経て、子世代が就職や結婚したりして、独立して家を出ていくとキノコ型になります。
[参考情報]
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