複数の不動産を保有していれば、それぞれの物件ごとに、1年に1回はキチンと評価をしてみることが大切となる。評価については、収益、保有コスト、課税評価額、実勢価格(売却すれば現在、いくらになるのか)などを定期的に実施しておく。そうすれば保有している不動産の価値を知っておくことができる。これらの評価の推移表を眺めるだけで、それぞれの不動産の資産としての実力を計ることができて、売却したり有効活用をするときに即座に適切な判断ができる。
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収益の推移を見るだけで、年々低下しているか、あるいは上昇しているかがトレンドとして実感できる。また、実勢価格は大幅に下落していのに、課税評価額はあまり変らず、固定資産税、都市計画税その他の合計の保有コストにも変化がなく、実勢価格の下落で保有コストの比率が高まっていることがわかれば、売却を決断するときにも重宝する。この評価を軸にして、物件ごとに対応を考えていくことにしたいが、その時には不動産に関して信頼できる相談相手とじっくり検討することが必要だ。それぞれの不動産の利用価値の有無、売却の是非、どこまで「質の高いものを晨小限に保有する」にとどめることを忘れてはいけない。今後は、利用価値のないものを保有すれば換金もできず、保有コストだけのかかる「負の財産」となるのだから。価値のなくなる不動産と判断したら、早めに売却して現金化するか、目減りのしない他の資産へ組み替えていくことがよい。もちろん、資産家でなく「地主」としての生き方が望みならば、そのまま全部を持ち続けても、それはそれでよい。